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2017/11/28(火)

【悪循環を断ち切ろう!!】狭窄症の原因とは、、、

カテゴリー:脊柱管狭窄症

 

from 整体院 栞 作本哲麻

広島県呉市の治療院より、、、

2日間、京都・大阪での研修から帰ってきました。

いつも思うのですが、体は疲れているはずなのにやる気に満ちています。

今日も頑張ります!!

今日は前回の続きです。

【狭窄症の原因】

についてお話しさせていただきます。

結論から言うと

【痛みの直接の原因は脊柱管が狭くなり、神経が圧迫されること】です。

脊柱管狭窄症の原因は、 脊柱管という神経の通り道が、

なんらかの要因で狭窄、狭くなっていると考えられています。

脊柱管が狭くなると、そこを通る神経が圧迫を受け、

足腰の痛みやしびれが生じてしまうのです。

しかし、簡単に「脊柱管の狭窄」といっても、狭窄を招く可能性のある原因は、

複数ある為、それぞれが複雑に絡み合って

脊柱管を狭窄させている場合が多いので、ものすごくやっかいです。

このように、難治型腰痛とでもいうべき脊柱管狭窄症ですが、

最近は、ものすごく増加しています。

理由として、次の要因が考えられます。

1:日本人の高齢化
2:MRI(磁気共鳴断層撮影)など検査技術の発達による発見率の向上
3:車や家電機器、コンピュータの普及による運動量の低下(肥満)、
  パソコンなどまた座り姿勢の長時間化(悪い姿勢)

これらの中でも3は、私たちの生活習慣が深くかかわり、

脊柱管狭窄症を重症化させている最大原因になっているのではないでしょうか。

脊柱管狭窄症が発病する前には、ほぼ必ず、その前駆症状が現れます。

このときに生活習慣の問題を見直すことと、

病医院・整体院で適切な診断・腰痛治療を受けることがあなたの脊柱管狭窄症の今後を左右します。

【脊柱管狭窄症は全身病。原因は腰だけではない】

最近では脊柱管狭窄症は腰の異変だけでなく首や胸椎(背骨の胸の部分)、

足といった四つの部位の異変がかかわる、

いわば「全身病」であると言われています。

つまり、腰の病変だけと考えるのではなく、

首や胸椎、足に起こった異変も同時に治療することが、

脊柱管狭窄症を改善するうえで非常に重要です。

【痛いところに原因はない】ということです。

私たちの体を支える背骨は、横から見るとS字の弯曲になっています。

ところが、脊柱管狭窄症と診断・可能性がある人では、

背骨を守るのに非常に重要なS字カーブのくずれている人がほとんどです。

具体的には、前弯していなければいけない頸椎は、

ゆるやかなカーブがなくなりまっすぐな状態になります。

こうした状態は最近よく聞いたことがある言葉ですが

「まっすぐ頸椎(ストレートネック)」と呼ばれています。

また、胸椎では後弯がさらにひどくなる「曲がり胸椎(ネコ背)」の状態になります。

さらに、腰椎では頸椎と同様に前弯が失われてそのまま硬直してしまう「腰椎の硬直(腰曲がり)」が起こります。

http://www.kyousaku.karadane.jp/articles/upload_images/01_02-5_01.png

【背骨のカーブが崩れる大きな原因は前かがみ姿勢】

では、なぜ背骨のS字カーブがくずれるのか?。

これには、加齢による筋肉や骨の衰えも大きく関係していますが、

特に脊柱管狭窄症の患者さんに関していえば、

前かがみ姿勢を頻繁に取ることが1番の原因といえます。

脊柱管狭窄症の患者さんには、日ごろから前かがみ姿勢を取るのが

習慣になっている人がほとんどです。

それは、前かがみ姿勢を取ると、狭まった脊柱管が広がって神経への圧迫が弱まるため、

足腰の痛みやしびれなどの症状が楽になるからです。

そのため、整形外科医の中にも、楽になるので

日常生活でなるべく前かがみ姿勢を取るように

患者さんにすすめる医師が数多くいます。

ただ、前かがみ姿勢は背中や腰を丸める、いわゆる悪い姿勢でもあります。

そのため、いくら楽だからといって頻繁に前かがみ姿勢を取りつづけていると

背骨のS字カーブがくずれてしまい、脊柱管狭窄症の悪化させてしまうということです。

さらに、前かがみ姿勢は足にも影響します。

前かがみ姿勢に陥ると、上半身が前に傾いて体の重心が前方かかります。

すると、本来は足の爪先とかかとで体重を支えなければいけないところが、

爪先だけで体重を支える「爪先重心」の状態になります。

爪先重心に陥ると、前かがみ姿勢が強まり、脊柱管狭窄症も悪化しやすくなります。

どんどん悪循環になりますね、、、

長くなりましたので今日はこの辺で、、、

次回、簡単ではありますが

【姿勢の正し方に】ついてお話しさせていただこうかと思います。

長くなりましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

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