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2017/11/27(月)

【あなたはどれ!?】3つの症状、、

カテゴリー:脊柱管狭窄症

 

from 整体院 栞 作本哲麻

広島県呉市の治療院より、、、

本日は昨日の続きです

【脊柱管狭窄症の症状】

についてお話しさせていただきます。

まずは、脊柱管狭窄症には3つのタイプがあり、それぞれ症状が違います。

脊柱管狭窄症は、神経が圧迫される場所によって、

①神経根型、②馬尾型、③混合型の3つのタイプがあります。

最も多い、神経根型は保存療法(手術以外の治療法)でも治りがよく、

馬尾型や混合型では手術を選ぶ人が多い気がします。

馬尾型や混合型に特有の異常感覚(足裏の違和感、肛門のしびれなど)や排尿・排便障害は、

保存療法だけでは改善が難しいからです。

ひと言で脊柱管狭窄症といっても、タイプごとに、患者さんの傾向や現われる症状、

発症後の経過がずいぶん違います。

タイプ別に症状を説明させていただきます。

【神経根型の症状】

神経根とは脊髄の一番下にある馬尾から左右に分かれた神経の根もとのことで、

主に足の感覚や運動をつかさどっています。

この神経根が脊柱管の狭窄によって圧迫されたタイプを、神経根型といいます。

神経根は背骨の左側と右側にひとつずつあるのですが、

その両方が一度に圧迫されることはほぼないです。

通常、左右どちらかの神経根が障害を受け、症状も左足か右足のどちらか一方だけに現れます。

これを専門的には「片側性」といいます。

神経根型で1番の特徴的な症状は、長時間立ちつづけたり歩いたりすると、

神経根が圧迫された側の腰からお尻、太もも、ふくらはぎ、すね、

足裏にかけて坐骨神経痛(強い痛みとしびれ)が現れることです。

さらに、間欠性跛行(歩くと痛くなり、少し休むと回復する)が起こって、

だんだんと歩ける距離が短くなってきます。

http://www.kyousaku.karadane.jp/articles/upload_images/001-1.jpg

【馬尾型の症状】

馬尾型とは、脊髄の1番下にある馬尾という神経の束が圧迫されて発症するタイプのことです。

神経根型は、左右どちらか一方の足に症状が現われる片側性ですが、

馬尾型は両足に症状が現れる両側性です。

馬尾が圧迫されると、両足のしびれや痛み、さまざまな異常感覚、

間欠性跛行が頻繁に生じます。

馬尾型の場合、痛みはさほど強くないのですが、

1番の深刻な問題は、お尻まわりに症状が頻繁に現れることです。

下半身に異様な違和感が次々と場所を変えて現れます。

例えば、左右両側のお尻や、お尻から足にかけて、広い範囲にしびれやマヒが現れます。

そのほか、お尻まわりの冷感や灼熱感、足の裏のジリジリ感、脱力感などが現れます。

http://www.kyousaku.karadane.jp/articles/upload_images/002.jpg

【混合型の症状】

腰部脊柱管狭窄症で最もやっかいなタイプが、神経根型と馬尾型が合併した「混合型」です。

症状は、腰から足にかけての坐骨神経痛(痛み・しびれ)や

間欠性跛行に加えて、

お尻から足裏にかけて痛みやしびれとともに異常感覚が現われます。

人それぞれ感じ方は違いますが、冷感・灼熱感・足底がジリジリする・

足底の皮膚が厚くなった気がするなど様々な表現で表します。

このような異常感覚は、専門的には「センソリー・マーチの症状」と呼ばれています。

治療もせずに重症化すると、排尿・排便障害まで現れて来る場合もあります。

具体的な排尿・排便障害の症状は、尿が最後まで出きらない、尿意が頻繁になる、

尿意がはっきりしない、排便後にお尻をふいたのにその感覚がないなどです。

また、歩行時に尿や便がもれ出てくることもあり、

そのほか、股間のほてりなども起こってきます。

重症化しやすく、ほとんどの方が手術を選択するのではないでしょうか。

僕たち整体院でも狭窄症の施術は可能ですが、適応か適応外かの1つの指標のなる症状です。

排尿障害などある場合は僕たちでは難しいです。

http://www.kyousaku.karadane.jp/articles/upload_images/003.jpg

「間欠性跛行」とは、歩行中に腰から足にかけてしびれや鋭い痛み、

締めつけられるような痛みが生じて、歩けなくなることです。

少し休めば再び歩けますが、しばらく歩くとまたしびれや痛みが生じて、

休み休みでないと歩けない症状です。

間欠性跛行には、脊柱管狭窄症による神経性のものと、

閉塞性動脈硬化症による血管性のものがあります。

腰部脊柱管狭窄症と、

腰痛を招くほかの病気との最大の違いは、この「間欠性跛行」が発生しているかどうかです。

腰痛や坐骨神経痛とともに間欠性跛行が現れたら、まっ先に脊柱管狭窄症を疑わなければいけません。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

次回は原因と対策をお伝えできればなと思います。

 

 

 

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